日本外務省は22日、東中國海での中國による天然ガス開発の航空寫真と地図とウェブサイトに公開し、過去2年間に中國側がいわゆる日中「中間線」の中國側で海洋プラットフォーム10數基を新設したとして、中國側の合理的で合法的な建設行為を「一方的」な資源開発と誣告し、中止を求めた。新華網が伝えた。
中國社會科學院の領海問題専門家、王暁鵬氏は「中國側に対する日本の非難は全く筋が通らない。係爭のない中國管轄海域での開発行為に対して日本がとやかく言うのは不當な非難であり、それ自體が両國間の共通認識に違反する。東中國海の境界畫定問題において日本は態度が日増しに強硬化しているだけでなく、立場がいくらか後退してる。日本側の要求は事実上、中國側の建設的な提案を否定し、最終的な結果が日本のみに有利になることを望むものだ」と指摘。
「日本が中國側の『一方的な開発』を引き合いに出すのは、古い理論であり、中國による『中間線』の中國側での採掘が日本側の石油?天然ガスを吸い取るというものだ」と分析した。
だが、この理論は成立しない。北京大學國際関係學部の日本専門家、梁雲祥準教授によると東中國海の大陸棚は西高東低で、流體である石油?天然ガスはたとえ流動しても中國側から日本側に流れるのであり、逆流はあり得ない。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年7月24日