中國の流動人口、2030年に3億人超　増加スピードはやや減速

中國國家衛(wèi)生?計(jì)畫出産委員會の王培安?副委員長は9日午前、「第2回新型都市化と流動人口の社會融合フォーラム」において、「中國では、2030年の時(shí)點(diǎn)で、約2億3千萬人が農(nóng)村から都市に移り住み、都市間を流動する人口は約8千萬人に達(dá)すると予想される。2014年に2億5400萬人だった流動人口総數(shù)は、2020年には３億１千人に達(dá)する」との見通しを示した。新京報(bào)が伝えた。

王副委員長の談話內(nèi)容は次の通り。

今後、かなり長期的に見て、大規(guī)模な人口流動は、中國人の人口流動における主な特徴であり続けると見られる。

これまでと比べ、流動人口の増加スピードはやや減速傾向にある。「第13次五カ年計(jì)畫（2016-2020年）」期間と今後10數(shù)年以內(nèi)に、流動人口の年平均増加數(shù)は、「第12次五カ年計(jì)畫（2011-2015年）」期間の800萬人から、600萬人前後まで減少する見通し。

その主要因として、以下3點(diǎn)が挙げられる。

１ 農(nóng)村および未発達(dá)地域に対する國家の支持力が強(qiáng)化され、人口流出の原動力が弱まる

２ 経済成長スピードが減速することで、都市部の就業(yè)ポスト數(shù)が減少する

３ 高齢化がいっそう進(jìn)み、労働年齢人口の総數(shù)が減少する

経済新常態(tài)のもと、中國の人口流動規(guī)模は引き続き拡大し、労働力移動は、経済の中?高速発展を支える重要な役割を擔(dān)い続けるであろう。

2030年時(shí)點(diǎn)での中國の都市化率は70％に近づき、約2億3千萬人が農(nóng)村から都市部に移動する見通し。

「1ベルト、1ロード（シルクロード経済ベルトと21世紀(jì)海上シルクロード）」戦略の実施によって、西部地區(qū)発展に新たな可能性が生まれ、國境貿(mào)易と人口集中が促され、人口分布構(gòu)造に影響が及ぶと予想される。

人口流動と家庭構(gòu)造の変化は、公共サービスと社會管理に対して新たな課題を突き付けた。このうちの大きな問題として、人口流動によって、大量の留守児童、留守女性、留守老人が農(nóng)村に生まれたことが挙げられる。「子供を育て、老人を見る」という伝統(tǒng)的な家庭の機(jī)能が弱まり、「家庭の不安定性」「家族愛の希薄化」「子供の養(yǎng)育と老人の世話をする人がいない」といった問題が続々と浮上している。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年7月10日