中國でも國際結婚は決して珍しいことではなくなっており、それに対する人々の見方も日に日に理性的になっている。ある社會學者は、「中國人と外國人の結婚において、夫婦の年齢差が現在縮まっているほか、相手國も増加している。また、言語が壁となることもなくなっている」と分析している。一方、あるメディアの調査によると、中國人と日本人の國際結婚は離婚率が高くなっており、3組に1組以上が離婚している。中國の女性が経済的な理由など、現実的な問題から、日本の農村に嫁いでいることがその背景にある。參考消息網が香港メディアの報道を引用して報じた。
香港紙「南華早報」のサイトが中國の「銭江晩報」の報道を引用して報じたところによると、中國人と日本人の國際結婚は、1996年以降、日本の國際結婚で最上位の座を保ってきた。日本の厚生労働省の統計によると、中國人と日本人の國際結婚は2000年に初めて1萬組を突破。08年には10萬組に達した。しかし、03年以降、中國人と日本人の國際結婚の離婚率が40%に達した。つまり、3組に1組以上の割合で離婚していることになる。
報道によると、中國黒竜江省方正県では、日本人の男性と結婚する女性が増加している。同県の外事弁公室が提供している統計によると、2011年前後、毎年200人以上の同県の女性が日本人と結婚した。同數字は、同県で婚姻屆を出す人の10分の1の數だ。同県の日本人と結婚した人からの家族や親せきに対する送金額は毎年8000萬円に達しており、このお金が現地の人々を貧困脫出へと導いている。
しかし、中國人と日本人の國際結婚が離婚に至ってしまう確率が高いことは、國際結婚全體の傾向を示しているわけではない。「渤海早報」の報道によると、天津市だけでも、毎年300組以上が國際結婚している。天津の沿海地域の開発、開放が進むにつれ、さらに多くの外國人が仕事のためにこの地に來るようになっており、それに伴って國際結婚も増加している。