日本のIT業界やデザイン業界では近年、次々と新たな企業が生まれ、起業家のためのワーキングスペースやベンチャーファンドなどの草の根の起業家を支えるインキュベーターも出現している?!弗单啷楗?スタートアップ?アイランド」はそんなインキュベーターの一つだ。人民日報が伝えた。
東京都心の品川區にある「サムライ?スタートアップ?アイランド」。パーテーションで仕切られた日本企業の普通のオフィスとはまるきり雰囲気が違う。壁にはイラストが踴り、休憩エリアも居心地良さそう。行き交う人々のカジュアルな服裝も印象的だ。スタッフの寺久保さんによると、すでに50社が入居し、IT技術者約120人がワーキングスペースでともに作業している。経営モデルや人材集め、財務管理などについての知識を深めるため、一年で200回以上の講座を開催する。インフラやサービスの提供で起業コストが低いだけでなく、スタートアップ資金の提供もある。
これまでの投資の成功例として知られるのが、スマホ用アドネットワーク事業の運営會社への投資。電気通信大手KDDIの子會社に15億円で買収され、投資収益率は52.8倍に達した。
日立研究所の元研究者の寺田さんも、サムライ?スタートアップ?アイランドの資金援助を受けた幸運児の一人だ。獨立當時の事業構想段階では、スタートアップ資金の調達に苦しんだという。起業から3年が経った現在、スタッフは5人に増え、資金調達額は1億3千萬円に達した。
寺久保さんによると、サムライ?スタートアップ?アイランドのスポンサーにはIBMやマイクロソフトなど15社が名を連ね、いずれもベンチャーファンドの提供者となっている。100人近くの起業希望者が毎月、プロジェクトを持ってやってくる。プロジェクトの獨創性や収益性などをインキュベーター側が判斷し、そのうちの1、2社を選んでまずは450萬円の起業資金を與える。投資対象となった企業はすでに90社に達している。サムライ?スタートアップ?アイランドは起業家ととも成長し、ベンチャーファンドの規模は5000萬円から20億円に拡大した。