中國高速鉄道業(yè)界が初めて海外(メキシコ)で落札した高速鉄道プロジェクトが突然破棄されたことが波紋を呼んでいるが、ビジネスというものは進めていかなければならないものだ。メキシコの主要紙「エルユニバーサル」の9日付報道によると、中國鉄建株式有限公司が率いる國際財団が、再びメキシコの高速鉄道プロジェクトに応札する。同公司、中國南車株式有限公司、メキシコ企業(yè)4社で構(gòu)成された連合體が、メキシコ交通通信省による次回入札日の発表に注目しているという。大河網(wǎng)が伝えた。
世論が懸念するのは、一度は落札したために中國側(cè)の入札関連文書が公になるのではないかということだ。公になればライバルが中國側(cè)の手の內(nèi)を知ることになり、中國側(cè)が引き続き応札する上でマイナスになる可能性があるからだ。
こうした懸念について、鉄道産業(yè)の関係者は、「中國高速鉄道の海外輸出におけるコスト面での強みは國際市場でよく知られている。よって入札関連文書が公になっても、コスト競爭の中で中國をうち負かすのは容易なことではない」と話す。中國工程院の王夢恕院士は、「中國の高速鉄道応札団はまだメキシコにいる。われわれは工期、価格、水準などすべてでライバルを上回っており、再入札でも落札できる可能性は非常に大きい」と話す。
國家発展改革委員會學術(shù)委員會の張燕生事務(wù)局長は、「中國の高速鉄道プロジェクトは現(xiàn)在、世界で大きな競爭力を備えたプロジェクトであり、このたび落札が取り消された背景には経済以外の多くの要因がある。中國企業(yè)の海外進出はまだ初期段階にあり、輸出國であれ、輸入國であれ、受け入れと成長の長い過程を経なければならない。だがこのことが中國の海外進出という一大戦略に影響することはない」と話す。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年11月11日