日中経済協(xié)會(huì)は22日から27日まで、200人以上からなる「史上最大規(guī)模」の代表団を中國に派遣した。筆者は同協(xié)會(huì)が22日に開いたレセプションに出席し、日本のビジネス関係者が両國の経済貿(mào)易関係の発展に寄せる期待と熱意をひしひしと感じた。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。(文:馮昭奎?中國社會(huì)科學(xué)院日本研究所研究員)
中日両國の経済交流と人的往來は互恵?ウィンウィンの事業(yè)であり、両國政府は共にこれを奨勵(lì)し、政治の冷え込みが経済?文化交流にもたらす悪影響をできるだけ減らすべきだ。全體的に見て、両國の社會(huì)はこのことを良く理解している。
近頃、「中日のどちらがより多く損をしたか」について議論し合っている人がいるが、こんなことをして何になるのだろう?どちらにせよ両國ともに敗者であり、両方のご機(jī)嫌をとった「第三者」が漁夫の利を得ただけだ。特に米國は、中國の発展をけん制し、日本の勢(shì)力を削いでより「言うことを聞かせる」という、戦略面での実益を得た。
現(xiàn)在の中國の製造業(yè)は「規(guī)模は大きいが強(qiáng)くはない」との見方が一般的だ。コア技術(shù)の対外依存度が高く、ハイエンドチップの80%は輸入に頼っている。中國は世界の産業(yè)チェーンの中でもロー?ミドルエンドに位置する。一方の日本は産業(yè)チェーンのミドル?ハイエンドに位置するため、中日の経済貿(mào)易関係の冷え込みが、中國にマイナス影響をもたらすことは明白だ。
我々は、中日関係が悪化しているからといって、日本の良い點(diǎn)を認(rèn)めないわけにはいかない。中國人の多くは日本の近代化の成果を肯定的に見ており、日本のことを、「環(huán)境汚染?資源不足を解決し、食の安全、社會(huì)秩序、國民の資質(zhì)を高めた優(yōu)等生」と認(rèn)め、中國はこれからも日本の長所と発展の経験から學(xué)ぶべきと考えている。このような聲は、たとえ両國の摩擦が激しくなっても排斥されることはなかった。
日本政府観光局の統(tǒng)計(jì)によると、2014年上半期に日本を訪れた中國大陸部の観光客數(shù)は前年同期比88.2%増の100萬9200人に達(dá)した。日本が中國から近く、円安で旅行代やショッピングがお得になったこともあるが、日本の質(zhì)の高いサービス、環(huán)境衛(wèi)生、社會(huì)文明、國民の友好的な態(tài)度なども、中國の訪日旅行客が大幅増となった重要な原因だ。
國連気候変動(dòng)サミットがこのほど開かれた。潘基文(パンギムン)國連事務(wù)総長の言葉の通り、「気候変動(dòng)は數(shù)十億人に影響をもたらす、我々の時(shí)代における最も重要な問題」だ。中日両國はすでに、環(huán)境分野で密接な協(xié)力関係にある。煙霧対策、大気?水汚染対策、気候変動(dòng)への対応、福島原発事故を受けた原発安全の強(qiáng)化などは全て、中日の経済貿(mào)易協(xié)力の重要な內(nèi)容、ひいては中心的な課題に據(jù)えるべきだ。これらは中日の互恵?ウィンウィンの事業(yè)であると共に、「我々の時(shí)代における最も重要な問題」の解決に貢獻(xiàn)することにもなる。こうした意義から見ても、筆者は「政冷経熱」の中日関係が再び訪れることを期待している。(編集SN)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年9月30日
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