韓國を訪れる中國人女性が急増するのにともない、韓國の化粧品企業や免稅店運営企業などの株価が上昇を続けている。韓國の金融投資産業と観光情報システムが3日にまとめた統計データによれば、今年6月に韓國を訪れた中國人観光客はのべ57萬4千人で、同月の外國人観光客全體の45%を占めた。このうち女性は1月ののべ16萬2千人からのべ30萬5千人に急増し、中國人観光客全體に占める女性の割合が3月から4カ月連続で60%を超えたという。「環球時報」が伝えた。
韓國の聯合ニュースが3日伝えたところによると、中國人女性観光客が韓國市場の注目點になった原因は、女性たちが相當の購買力をもつ點にある。韓國SK証券の研究員は、「中國人女性の経済活動への參加率が高まるのにともない、中國社會の中で女性は徐々に消費の主力となり、今後は中國人女性の購買力の伸びが韓國の免稅店産業および化粧品産業の発展を牽引していくとみられる」と話す。
ここ1カ月間の韓國株式市場の動きをみると、化粧品銘柄と免稅店銘柄が目を見張る上昇ぶりを示した。韓國の生活用品大手?LG生活健康の株価は、7月1日から8月1日の間に8%上昇した。証券関係者の分析によると、同社は中國をはじめとする海外市場の化粧品販売の好調さに支えられたという。同じ期間に、韓國の化粧品大手?アモーレパシフィックの株価も上昇幅が20%にも達し、原因として中國市場における同社製品のシェアが徐々に拡大し、免稅店での売り上げに占める中國人の割合が徐々に増加したため、韓國國內での高価格化粧品の売上不振が相殺されたことが挙げられる。免稅店を経営する新羅ホテルの株価も同期に24%上昇しており、韓國の新韓金融グループは、今年第2四半期(4-6月)の新羅ホテルの売上に占める中國人の貢獻度は55%から60%に達するとの見方を示している。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年8月4日