程國平外交副部長 |
程國平外交副部長(外務次官)は15日の國內外プレス向けブリーフィングで、アジア信頼醸成措置會議(CICA)首脳會議の開催について、次のように説明した。
CICAの第4回首脳會議が20、21日両日に上海で開かれ、習近平國家主席が議長を務める。現時點で46の國と國際組織の指導者、幹部または代表の出席が確認されており、國家元首11人、政府首脳2人、國際組織幹部10人が含まれる。首脳會議で中國は2014~2016年のCICA議長國に正式に就任する。
CICAは1992年にカザフスタンのナザルバエフ大統領が提唱したアジアの安全保障問題に関するフォーラムであり、現在24の加盟國、13のオブザーバー國と組織を擁し、アジアの各準地域にまたがり、様々な制度、宗教、文化、発展段階を包含し、広範な代表性を備えている。多國間信頼醸成措置の制定を通じて、対話と協力を強化し、アジアの平和?安全?安定を促進することがCICAの趣旨であり、すでに軍事?政治、新たな脅威と試練、経済、環境、人?文化の5大分野の信頼醸成措置を制定した。
現在、アジア情勢は全體として安定し、平和を求め、協力を図り、発展を促すことが地域の本流となっている。一方、伝統的安全保障上と非伝統的安全保障上の脅威が入り交じり、アジア諸國に一連の試練をもたらしている。いかにして相互信頼を強化し、新舊の安全保障上の問題に連攜して対処し、地域の安定?発展にプラスの安全保障環境を構築するかが、アジア各國の直面する差し迫った課題となっている。中國はCICAプロセスを強く重視し、CICAの枠組みの各信頼醸成措置の構築と実行に積極的に參畫し、CICA関連會議の開催を數度引き受けてきた。中國はCICA首脳會議の開催と議長國就任を契機に、団結?協力し、共に困難を乗り越える、協力?ウィンウィンの精神を発揚するよう各國を促し、共通の安全保障、総合安全保障、協調的安全保障、持続可能な安全保障を追求し、CICAの発展と加盟國の対話?協力を促すために一層の貢獻を果たすことを望んでいる。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年5月16日