中國農業科學院作物科學研究所の周文彬研究員のチームがこのほど、水稲の収穫量を増やす遺伝子「OsDREB1C」を発見した。この研究成果は22日に明らかにされた。
北京時間の22日朝、世界的に有名な學術誌「サイエンス」のオンライン版に関連の研究成果が長文報告の形で発表された。この研究は7年間にわたって行なわれたという。
同長文報告によると、遺伝子「OsDREB1C」は光合成の効率と窒素利用効率を高め、作物の生産量を大幅に増加させ、水稲が通常よりも早く穂を出すようにして、農業生産に長らく存在してきた「収穫量が多いと成熟が遅く、早く成熟すると収穫量が少ない」という矛盾を打ち破るものだという。
この研究は、より収穫量が多く、より効率が高く、より早く成熟する作物?品種の育成に向けて遺伝子関連のリソースを提供し、作物の増産、窒素肥料の施用量の減少、「グリーン?高効率」の実現のためのソリューションを提供した。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年7月23日