商業(yè)施設やスーパー、農(nóng)業(yè)取引市場、街中の小さな店……デジタル人民元は応用シーンが絶えず拡大発展し、実施が加速し、人々の生活に持続的に溶け込むようになった。全國の複數(shù)の地域でデジタル人民元が「紅包(ラッキーマネー)」形式で発行されて消費を牽引し、「目新しい體験をした」消費者からは「使いやすい」という感想が続々と寄せられている。人民日報海外版が伝えた。
杭州市民がデジタル人民元體験センターで、デジタル人民元を使って買い物をする様子。(撮影?龍巍。畫像提供は人民図片)
デジタル人民元の「紅包」で注文
「抽選に當たってもらったデジタル人民元の紅包で料理を注文した」「88元(1元は約20.2円)のデジタル人民元に當選して、コンビニでおいしいものを買った」……深セン市ではデジタル人民元の「紅包」を受け取った市民が、SNSプラットフォームでそれぞれの消費體験を発信した。
深セン、成都、蘇州、廈門(アモイ)、溫州……全國複數(shù)の地域でデジタル人民元の消費券を配布する形が相次いで採用され、消費の回復を促進し、商業(yè)の回復をサポートした。中國社會科學院財経戦略研究院の楊志勇副院長は取材に対し、「デジタル人民元は中國人民銀行(中央銀行)が発行するデジタル形式の法定通貨であり、実物の人民元と等価だ。デジタル人民元の『紅包』発行は効率が高く、消費を促進できると同時に、デジタル人民元を推進?拡大する役割もある。デジタル人民元の推進?拡大にはきっかけが必要であり、『紅包』発行を通じて、より多くの消費者にデジタル人民元を使うことに慣れてもらうことができる」と述べた。
実際、中國ではデジタル人民元のテスト事業(yè)が急速に進展しており、カバーする範囲は深セン、蘇州、雄安新區(qū)、成都、上海、海南、長沙、西安、青島、大連、北京、張家口、天津、杭州、福州、アモイ、広州、重慶などに広がった。西安市民の劉さんは、「一番すごいと思ったのは、他の第三者決済プラットフォームと違い、デジタル人民元の決済はネットワークがなくてもできることだった。買い物して差し引かれるのはデジタルウォレットに入っているお金で、銀行の口座とも関係がなく、より安心して利用することができる」と話した。
重慶市江北區(qū)に住む李さんは、「まず『デジタル人民元』アプリで登録してデジタルウォレットを開設し、お金をチャージすると決済ができるようになり、この手続きは數(shù)分で完了する。使ってみると便利で安全だ。買い物して決済する時は、『デジタル人民元』アプリを開いて決済用のQRコードを表示させ、セルフ決済レジのスキャナにかざすと『ピッ』と音がして決済は完了する」と説明した。
その場ですぐ開設 非常に便利
6月24日から26日まで開催された第11回中國(広州)國際金融取引博覧會ではデジタル人民元消費體験ゾーンが設置され、來場者がその場でデジタル人民元ウォレットの開設手続きをする様子が見られた。デジタル人民元で1元支払えばハンドドリップのコーヒーを1杯飲めるようになっていた。広州市民の陳さんも「業(yè)者がデジタル人民元の推進?拡大に取り組む様子を見て、博覧會の會場でウォレットを開設して、コーヒーを買った」と話した。
中國人民銀行(中央銀行)が発表したデータによると、2021年末現(xiàn)在、デジタル人民元のテストシーンは808萬5100を超え、開設された個人用ウォレットは2億6100萬件に上り、取引き金額は875億6500萬元に達した。業(yè)界関係者は、「デジタル人民元を使用した決済取引ではリアルタイムの送金、手數(shù)料ゼロ、支払う側と受け取る側のオフライン決済が実現(xiàn)し、さらにコスト削減と収益増加につながり、社會一般、中小零細企業(yè)に実質(zhì)的な恩恵と便利さをもたらし、金融?決済システムの公平性と包摂性の増強、金融の安定維持、金融リスクの防止、ユーザーのプライバシーと個人情報の安全の著実な保護にとってプラスになる」と指摘した。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年7月6日