資料寫真
中國國務院共同対策メカニズムが今月12日に開いた記者會見で、中國疾病予防管理センターの疫學首席専門家?呉尊友氏は、「まず、『無癥狀感染者』に対して、科學的で正確な概念を持たなければならない。無癥狀感染と診斷された場合、その中の一部は癥狀を発癥する前の潛伏期である可能性が高く、數日観察した後に癥狀を発癥し、重癥化する可能性さえある。そして、早期発見、治療しなければリスクが発生する。そのため、ある時點で発見された感染者はその一部であり、本當の意味での無癥狀感染者ではなく、癥狀を発癥する前の潛伏期、つまり、引用符の付く、いわゆる『無癥狀感染者』ということになる。そのため、もし自宅隔離をさせた場合は、やはりリスクが存在することになる。それには、新型コロナウイルスを拡散させるリスクと、本人が早期発見できずに病狀が悪化してしまい、治療に最適な時期を逸して、重癥化したり、命に関わったりする可能性さえあるというリスクの2つとなる」と説明した。
そして、「指定施設での隔離には3つのメリットがあると言えるだろう。まず、指定施設で隔離されている無癥狀の人も、軽癥の人も全て感染者であり、交差感染や拡散するといった問題を防ぐことができる。次に、隔離期間中、無癥狀や軽癥の感染者も中醫薬の治療を受けることができ、免疫力を高めると同時に、無癥狀や軽癥から重癥、危篤へと悪化するのを防ぐことができる。3つ目に、指定施設での隔離観察期間中、患者が重癥化した場合、すぐに発見して、治療を施すことができる。そのため、軽癥や無癥狀の感染者を発見した場合、できる限り指定の隔離施設へ移送し、隔離観察しなければならない」との見方を示した。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年4月13日