中國水利部(省)の李國英部長は、國務(wù)院新聞弁公室が今月9日に開いた記者會見で、「中國の淡水資源が世界に占める割合は6%であるものの、世界の人口20%に水を提供しており、世界のGDPの17%を創(chuàng)出している。第13次五カ年計畫(2016‐20年)期間中、中國の農(nóng)村の集中型給水率は82%から88%に、水道水普及率は76%から83%に上昇し、長年にわたって農(nóng)村の人々を悩ませてきた飲用水の問題解決が歴史的進展を見せた」とその成果を紹介した。中國新聞網(wǎng)が報じた。
吉林省松原市の査干湖(資料寫真、撮影?高龍安)。
李部長によると、中國全土には現(xiàn)在、各種ダムが9萬8000基以上あり、 貯水容量は計8983億立方メートル。建設(shè)された各種河川の堤防は43萬キロで、國家遊水地98ヶ所が設(shè)置され、治水容量は1067億立方メートルに達している。
農(nóng)村の飲用水の難題解決を見ると、第13次五カ年計畫期間中、農(nóng)村人口2億7000萬人の給水確保レベルが向上し、1095萬人がフッ素濃度の高い水やアルカリ性水に別れを告げた。中國全土の農(nóng)村の集中型給水率は82%から88%まで、水道水普及率は76%から83%まで上昇した。
田畑の灌漑の分野を見ると、大規(guī)模な水利建設(shè)により、中國の田畑の灌漑面積は新中國成立(1949年)初期の2億4000萬ムー(1ムーは約6.7アール)から、2020年には10億3700萬ムーにまで拡大した。第13次五カ年計畫期間中、節(jié)水灌漑の面積は4億7000萬ムーから5億7000萬ムーに拡大した。灌漑面積は中國全土の耕地面積の54%を占め、そこで中國全土の食糧75%、商品作物90%が生産されている。このように水利は、「中國人の食糧を自分たちでしっかりと確保する」ための強固な基礎(chǔ)となっている。
その他、水質(zhì)汚染改善行動計畫が全面的に実施され、中國全土の水機能エリアの水質(zhì)の基準(zhǔn)達成率が2012年の63.5%から2020年には88.9%まで上昇した。また、國家表土保持重點プロジェクトが実施され、第13次五カ年計畫期間中、表土流失面積が282萬8000平方キロから269萬3000平方キロに減少した。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年9月10日