三星堆遺跡の考古発掘作業が進むにつれて、貴重な文化財が大量に出土しており、人々の目に觸れるようになっている。このほど8號坑で見つかった青銅器のかけらに付著していた絹の殘留物は、その絹の組織が極めて鮮明で、表層にはコーティング剤のようなものが塗られており、大きさは1.8×0.8センチメートルと、現在までに三星堆遺跡で発見された絹の殘留物の中で最も大きいサイズとなっている。絹の殘留物が現在まで良い狀態で保存されてきた主な原因は、抗菌作用を備えている青銅器の錆びにあるとみられている。つまり、青銅器が絹に一種の保存條件を提供したことで、絹が保存された可能性が極めて高いという。中央テレビニュースアプリが伝えた。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年6月1日