中國の再生可能エネルギー、設(shè)備容量が著実に拡大

事務(wù)局所在地をフランスのパリに置く、國際エネルギー機(jī)関（IEA）は11日、「再生可能エネルギー市場報告書2021」を発表した。報告書によると、昨年の世界の新規(guī)再生可能エネルギー設(shè)備容量は前年比で45％超増加し、1999年以降で最大の増加幅となった。

報告書によると、中國の2019年から2020年にかけての再生可能エネルギー設(shè)備容量はいずれも世界全體の80％以上を占めた。これは主に中國の多くの陸上風(fēng)力発電及び太陽光発電プロジェクトなどが2020年末までに送電を?qū)g現(xiàn)したためだ。中國國家能源局のデータによると、今年第1四半期末現(xiàn)在の中國の再生可能エネルギー発電設(shè)備容量は9億4800萬kWにのぼっている。うち水力発電は3億7100萬kW、風(fēng)力発電は2億8700萬kW、太陽光発電は2億5900萬kW、バイオマス発電は3148萬5000kW。このように中國の再生可能エネルギー設(shè)備容量が著実に拡大している。同時に再生可能エネルギー発電量が持続的に拡大している。第1四半期の中國の再生可能エネルギー発電量は4754億7000萬kWhになっている。

5月15日、浙江省臺州市仙居県上張郷四嶴灣村の山にずらりと並ぶ青いソーラーパネル（撮影?姚峰/人民図片）。

浙江省の太陽光発電出力は今年3月22日、初めて1000萬kWを超えた。これはこの時期に全省の7分の1以上の電力消費(fèi)出力が太陽光によって賄われたことを意味する。國家クリーンエネルギー模範(fàn)省の建設(shè)において、浙江省は二酸化炭素（CO2）排出ピークアウトとカーボンニュートラルの目標(biāo)に照準(zhǔn)を合わせ、エネルギーネットワーク形態(tài)下の多元的に融合する柔軟性の高い電力網(wǎng)の模索を通じ、新エネを主體とする新型電力システムを構(gòu)築する。そして地域発展にグリーンでクリーンな原動力を提供する。このように浙江省は全國で初めて「エネルギー炭素コード」を作り、企業(yè)の生産?経営の電気?ガス?石炭?燃料?熱などのエネルギー消費(fèi)データを集め、正確にエネルギー効率水準(zhǔn)を評価している。なかでも湖州市の一定規(guī)模以上の企業(yè)3700社以上は現(xiàn)在、CO2排出狀況の「ワンコード」調(diào)査を?qū)g現(xiàn)している。

5月23日、浙江省玉環(huán)市大麥嶼街道鷺鷥礁風(fēng)力発電所。同発電所の設(shè)備容量は49.5MW、風(fēng)力発電機(jī)は25基、年間発電量は1億2000萬kWh（撮影?段俊利/人民図片）。

四川省涼山彝（イ）族自治州布拖県の、敷地面積がサッカーコート約87枚分の布拖変電所の建設(shè)現(xiàn)場では、クレーン車が並び、掘削機(jī)が行き來していた。白鶴灘～江蘇±800kV超高圧直流送電プロジェクトの中心プロジェクトとして、布拖変電所は世界で建設(shè)中のうち最大規(guī)模を誇る変電所プロジェクトだ。國網(wǎng)四川電力の王永平副総経理によると、白鶴灘水力発電所は世界で建設(shè)中のうち最大規(guī)模の、1基あたりの設(shè)備容量が最大の水力発電所であり、第1陣の発電機(jī)が今年7月に稼働?発電を開始する予定だ。「建設(shè)者らは現(xiàn)在、白鶴灘の第1陣のクリーン?ゼロ炭素電力が速やかに送電されるよう、最後の約1ヶ月の戦いに取り組んでいる」?fàn)顟B(tài)だ。

4月27日、雲(yún)南省巧家県と四川省寧南県の境界にある白鶴灘水力発電所で、急ピッチで作業(yè)を進(jìn)める作業(yè)員（撮影?梁志強(qiáng)/人民図片）。

國家電網(wǎng)超高圧部技術(shù)処の張進(jìn)所長の説明によると、第14次五カ年計畫期間（2021?25年）の國家電網(wǎng)の超高圧建設(shè)はクリーンエネルギーの輸送を中心とし、7本の超高圧直流の建設(shè)を予定している。新規(guī)送電能力は5600萬kW。「2025年までに當(dāng)社の経営エリアの省?エリアを跨ぐ送電能力は3億kWに達(dá)する。ゼロ炭素エネルギーの送電の割合が50％を占め、CO2排出量を13億4000萬トン減らせる」としている。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年5月28日