5月1日のメーデーに合わせて5日までが5連休となっている中國。連休中、浙江省杭州建徳市の古城ナイトタイムエコノミーが、アグリツーリズム消費における新たな目玉となっている。連休首日となった1日、建徳市梅城鎮にある厳州古城の來場者は延べ6萬2000人に達し、観光消費を1千萬元(1元は約16.9円)に押し上げた。うち、ナイトタイムエコノミーの消費が50%以上を占めている。新華網が報じた。
近年、梅城鎮は、獨特な歴史的脈絡を武器に、古城の伝統的な構造や全體的な風貌、文化形態などの効果的な保護を段階的に実現し、1千年の歴史を誇る古城の復興を進め、周辺に住む人々の間では、人気のアグリツーリズムの目的地となっている。
5連休中、梅城鎮は、「ベスト厳州スタイル」をテーマにしたアグリツーリズムを打ち出し、3本の川(新安江、富春江、蘭江)が交わる景色を眺めることができる熱気球、古城の城壁を照らす3Dライトショー、厳州ストリート小型ナイトロードショーなどを計畫。さらに、観光客に夜の古城を存分に楽しんでもらえるよう、街中で、知府の巡回、民俗文化ショー、中國伝統の楽器演奏など、多彩なアグリツーリズム活動を設置している。
厳州古城管理委員會の姚鐘書?副主任によると、「夜になればなるほど賑やかに」というのが、現地の消費の新たな動向となっている。現地の観光當局は、5連休中の厳州古城內の業者の売上高は前年同期比13.23%増の計1500萬元に達すると予想。ナイトタイムエコノミーが、消費の「新星」から「主力」へと成長し、その座を確固なものとしている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年5月3日