中國商務部(省)が発表した業界基準「EC企業クレジットファイル評価規範」(SB/T 11227—2021)が5月1日から実施されている。同規範には、EC企業のクレジットファイルの內容や評価指標、評価方法などが明確に記されており、ECの信用體系共同構築促進のための技術的下支えを提供している。同基準は、ECプラットホーム企業やプラットホーム內の企業、自社サイトを開設しEC業務を展開している企業、ソーシャルECなどを含むその他のオンラインルートで商品を販売したり、サービスを提供したりしている企業、物流?宅配便業者、金融?決済企業などを含むEC関連サービス企業などに適用される。光明網が報じた。
近年、中國のECが急速に発展するにつれて、新業態?新スタイルが続々と登場し、市場の主體規模が拡大の一途をたどり、タイプは日に日に複雑化している。また、信用情報が分散していたり、市場の主體間の情報の整合性が取れていなかったりしているため、取引コストが増大し、業界の質の高い発展の足かせとなってきた。
商務部電子商務(EC)司はこの問題に的を絞り、企業のクレジットファイルを足掛かりに、関連機関を対象に意見を広く求めて、採用し、それを軸にして「EC企業クレジットファイル評価規範」を起草した。同基準は、EC企業のクレジットファイルの情報源や內容、評価指標、評価方法などを記しており、EC企業や信用サービス機構、業界協會、関連の社會組織などが統一した基準に基づいて、EC企業のクレジットファイルを立ち上げ、評価し、さらに継続的にそれを整備するよう導き、ECの信用體系共同構築、信用情報共有?応用などの促進のために技術的下支えを提供している。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年5月3日