中國歐州連合(EU)商工會議所のヨルグ?ヴトケ會長はこのほど取材に答える中で、「今後10年間、中國の経済成長が世界の経済成長の30%を占める狀態が続くだろう。これはOECD(経済協力開発機構)の加盟國の國內総生産(GDP)の合計に相當する」と述べた。中國新聞社が伝えた。
ヴトケ氏は、「実際、1人あたりGDPをみると、中國の経済成長のたどってきた道のりは日本や韓國とあまり変わらない。中國は実のところスタート段階にある。改革開放がスタートしてから40年數年しか経っておらず、これからまだ長い道のりを歩まなければならない。世界の経済成長への寄與度が30%になるほか、一部の分野では、中國の成長が世界に占める割合がさらに高くなる。自分が所屬する化學製品の分野では、中國の世界シェアが60%に達するだろう」と指摘した。
歐州企業は中國への持続的投資にどのような態度を取るか。ヴトケ氏は、「當商工會議所には1700社以上の會員企業が加盟し、中國の9都市をカバーしている。10年前に行った調査で、會員に『中國からの撤退を検討するか』とたずねたところ、當時は20%が『検討する』と答えた。20年2月に同じ質問をしたのは中國の新型コロナウイルス感染癥の狀況が非常に深刻な時期だったが、『検討する』は10%にとどまった」と指摘した。
またヴトケ氏は、「今後數年間、歐州企業は引き続き中國市場の開拓を進める見込みで、この點は変わらない。中國の製造業はずっと強大で、これには自動車、化學工業、機械、建築などの業界が含まれる。ただ、中國はサービス業の面でやや遅れている。中國?EU投資協定が中國の保険、中國國內の輸送、建築、醫療、銀行などの業界への投資のために市場をさらに切り開くことを願う」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年1月26日