「蝸小白」自動清掃?消毒車
武漢火神山醫院が最も繁忙のころ、白?黒二色の「自動清掃?消毒車」3臺が行き來し、醫療従事者の代わりに內外の清掃、消毒、ゴミ収集などの作業を行った。それらには「蝸小白」というかわいらしい名前がある。中國青年報が伝えた。
蝸小白を感染対策の最前線に立たせるため、北京智行者科技有限公司の張徳兆會長兼CEOは3カ月近くも戦いを続けた。「人の代わりにロボットを使うことで、現場の人の感染リスクを下げるだけでなく、マスクや消毒液など貴重な防疫物資を節約できる」
同社の「自動清掃?消毒車」「自動診療ロボット」などを含む複數の設備は4月初めの時點で、中國全土の13軒の病院で活動している。特に新型コロナウイルス感染者と直接接觸する「レッドゾーン」で、現場の醫療従事者の負擔を大幅に軽減している。
張氏は「今回の感染癥は自動運転企業にとってチャンスと言う人がいるが、私は當然引き受けるべき責任と言いたい」と述べた。
実際に感染対策の最前線で使用されているスマートカーは他にも多くある。
武漢市のリハビリ者隔離エリアで、東風汽車のSharing-VAN自動運転消毒?殺菌車が、消毒?殺菌活動を行っていた。その消毒ルートは全長1.1キロメートルで、毎日の朝晝晩に3回作業を行っている。1回のカバー面積は約1萬平方メートルで、作業効率は人を遙かに上回る。
Sharing-VAN自動運転消毒?殺菌車
Sharing-VAN自動運転観光車を基礎プラットフォームとし、臨時感染対策サービスチームが車の自動運転、5Gクラウド制御などの最適化、改造を行い、同時に16L大容量全自動消毒噴霧器を追加した。観察エリア內の危険道路の全プロセスにわたる自動運転消毒作業を実現する。
実際に自動運転消毒車の他にも、「ゼロ接觸配送」を実現する自動運転配送車、自動清掃車、春の農作業に使われる自動運転トラクターなどがある。新型コロナとの戦いにおいて、自動運転技術は移動、醫療、物流、清掃など複數のシーンで応用され、安全で効率的なサービスを提供している。
アナリストによると、突如訪れた感染癥を前にし、スマートカー、特に自動運転技術がより深く掘り下げられた。スマートカーの大半は現在、低速で限定的なシーンでの応用に留まっているにもかかわらず、未來の高速で複雑なシーンにおける応用の基礎を固めている。
中國自動車工業協會の師建華副事務局長は「感染癥は自動車業界にとって大きな試練だ。スマート化ロボットで人の代わりを果たすことが大きな流れになる。自動車業界は先を見據えた事業展開を強化し、確かな実力をつけるべきだ」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年4月17日