新型コロナウイルスの無癥狀感染者のモニタリングや管理方法について、中國國家衛(wèi)生健康委員會疾病予防管理局の監(jiān)察責任者?王斌氏は今月2日に開かれた記者會見で、「現(xiàn)在、無癥狀感染者の報告や疫學調(diào)査、濃厚接觸者の管理に関する要求は、感染が確認された患者と基本的に同じだ」と説明した。北京青年報が伝えた。
無癥狀感染者とその濃厚接觸者に対する管理を厳格化する理由は、ウイルスの伝播と感染の拡大を回避するためだ。
シンガポールのある研究によると、無癥狀感染者でも感染力があるとしている。シンガポールの保健省、國立伝染病センターのチームはこのほど、米國疾病管理予防センター傘下の疾病週報「Morbidity and Mortality Weekly Report(MMWR)」に研究結果を掲載し、「感染者は癥狀が表れる前からウイルスを排出する。そのため、無癥狀であっても感染力がある」とした。同研究結果は、無癥狀感染者とその濃厚接觸者を、感染が確認された患者とその濃厚接觸者と同じように扱うべきより重要な理由を提供している。
まず、無癥狀感染者は、指定の病院で14日間にわたり集中的な醫(yī)學的隔離観察を受け、24時間以上間隔をあけて実施したPCR検査が2回連続で陰性だった後、隔離を解除される。しかし、その後も、感染が確認された患者の回復期の管理に関する規(guī)定に基づいて、指定の施設に移されて引き続き14日間の醫(yī)學的経過観察を受けることになる。PCR検査が陽性だった場合は、引き続き病院で醫(yī)學的経過観察を受ける。自宅での隔離観察は許可されていない。
次に、感染が確認された患者だけでなく、感染の疑いがある人や無癥狀感染者の濃厚接觸者はいずれも指定の施設で集中的な醫(yī)學的隔離観察を受けなければならない。施設が設けられていない場合は自宅で隔離し、経過観察することができる。観察期間は、感染が確認された患者、または無癥狀感染者と最後に接觸した日から14日間となる。感染の疑いがある人の場合、「感染無し」が判明すれば、その濃厚接觸者の経過観察も解除される。
つまり、無癥狀感染者の報告と疫學調(diào)査、濃厚接觸者の管理に関する要求は、感染が確認された患者と基本的に同じであるほか、感染が確認された患者と感染の疑いがある人、無癥狀感染者の全ての濃厚接觸者の管理に関する要求も基本的に同じということだ。そうすることで、感染を最小限に抑えることができる。相當數(shù)の濃厚接觸者がしばらくしてから感染が確認されている。そのような場合でも、指定の施設で経過観察を受けていれば、PCR検査で陽性が確認されてすぐに醫(yī)療処置を施すことができ、他の人への感染を減らすことができる。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年4月11日