中國の天文學(xué)者が発見した初の太陽系外惑星及びその母恒星には、「望舒」と「羲和」という神話的な名稱がつけられた。それぞれ「月の神」と「太陽の女神」を意味している。新華社が伝えた。
「太陽系外惑星世界命名」イベントの中國(大陸部)命名結(jié)果が21日午前、北京天文館で発表された。命名された太陽系外惑星は、中國の天文學(xué)者が2008年に発見したものだ。この名稱は広州第六中學(xué)の天文サークルから提案された。
「羲和」と「望舒」はこと座に位置し、地球から約440光年離れている。「羲和」は明るく、北半球では通年の大半の時(shí)期に光學(xué)望遠(yuǎn)鏡で観測できる。「羲和」の質(zhì)量は太陽の2倍で、「望舒」の質(zhì)量は太陽系內(nèi)で最大の惑星?木星の2.7倍だ。望舒を発見したチームのメンバーで、中國科學(xué)院國家天文臺の趙斐博士は「私はこの2つの名稱がとても気に入っている。中國らしい」と述べた。
広州第六中學(xué)の天文サークルの許翊芃さん(高校2年生)によると、「羲和」は中國の神話に登場する太陽の女神で、中國で最古の天文學(xué)者と暦法の制定者ともされている。「望舒」は月で車を操る女神で、月の神とされている。許さんは、「この2つの名稱は恒星と惑星の関係を示しており、美しい意味が込められており、宇宙探査の精神をも象徴している」と語った。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年12月23日