外交部(外務省)の耿爽報道官は14日の定例記者會見で、EU中國商工會議所初の旗艦報告書に関する質問に「EU側が中國企業の意見と訴えに真剣に耳を傾け、引き続き投資市場の開放を保つことを希望する」と述べた。
耿報道官は「我々はEU中國商工會議所の発表した『歐州における中國企業の発展報告書』に留意している。これはEU中國商工會議所が2018年にブリュッセルで発足して以來初の旗艦報告書だ」と指摘。
「現在歐州における中國企業の経営狀況は好転しており、歐州に研究開発センターや製造工場を設立する中國企業が増えている。中國企業の現地での投資、現地との協力は雇用の増加と民生の発展を促進し、歐州の産業チェーンのアップグレードを包括的に先導してもいる。だが報告書は、EUが外資の審査を厳格化していること、科學技術やエネルギーなど特定分野及び國有企業に対する制限を増やしていること、企業と現地政府の意思疎通がスムーズでないなどの要因により、歐州における中國企業の発展が試練と制約を受けており、中國企業の懸念を呼んでいるとも指摘している」と述べた。