日本は2019年1月4日から、中國國民に対する査証(ビザ)発給要件等を緩和することを明らかにし、今回は大幅な緩和となり、多くの中國人観光客や大學生がビザを取得しやすくなる。中國新聞網が報じた。
旅行サイト?攜程網の「世界ビザサービスセンター」によると、12月17日に在上海日本総領事館から中國國民に対するビザ発給要件等が2019年1月4日から緩和されるという通知があり、その具體的な內容は以下の通りとなっている。
過去3年以內に2回以上個人観光ビザを取得して訪日した中國人が數次ビザを申請する場合の提出書類を簡素化し、経済力を証明する書類の提出は不要とする。
これまで中國教育部直屬大學(75校)に所屬する學部生?院生、及びその卒業後3年以內の卒業生に対する一次ビザの申請手続きを簡素化していたが、対象となる大學を1243校にまで拡大する。これにより対象大學は中國國內の一般學部大學全てがカバーされた。中國の學部大學の在學生、卒業生の規模を鑑みると、同政策により、2500萬から3000萬人のビザ申請手続きが簡素化される見込み。
統計によると、訪日中國人観光客の數は今年、延べ800萬人以上に達すると見込まれている。元旦や春節(舊正月、2019年は2月5日)を目前に控え、業界関係者は日本が3年マルチビザや中國の大學生を対象にしたビザの申請手続きを簡素化したことで、元旦や春節の時期に日本へ旅行する中國人がかなり増えると予想している。
攜程網のビザ関連のプラットフォームの統計によると、元旦に日本に旅行に行くためにビザの申請をした人の數は前年同期比61%増となっている。今回ビザ発給要件が緩和されたことで、春節の時期には、ビザ申請者の數がさらに増えると予想されている。
攜程網のサイトと実店舗での海外ツアー旅行、個人旅行の予約狀況を見ると、春節に人気の旅行先は、日本、タイ、香港地區、シンガポール、フランス?イタリア?スウェーデン、ベトナム、米國、トルコ、英國、オーストラリア?ニュージーランド、モルディブとなっており、なかでも日本が一番人気となっている。
攜程網でビザの申請ができる約80ヶ國を見ると、18年、日本のビザの申請數がトップで、攜程網を通して外國のビザを申請している中國人の5人に1人が日本を選んでいる。そのうち、北京、上海、広州、深センなどの一線都市の日本のビザ申請數が上位を占めた。二、三線都市でも日本旅行人気が加熱しており、申請數トップ10は成都、杭州、南京、蘇州、重慶、天津、 無錫、武漢、西安、昆明となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年12月20日
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