8月下旬、西北師範大學敦煌學院の學生?陳剛剛さんは支給されたばかりの白いシャツを著て、拡聲器を持った大學生たちを率いて甘粛省敦煌市の仏教遺跡?莫高窟にやって來ると、簡単なミーティングを開いた後、それぞれの持ち場に散っていき、ボランティアガイドとしての1日をスタートさせた。中國新聞網が報じた。
今年の夏休み期間中、莫高窟にはここ40年間で最多となる観光客が訪れた。1日あたりの観光客數は約1萬人で、大混雑となった。敦煌研究院は、文化財保護やサービス提供のサポート役として甘粛省の各大學からボランティアガイドに優秀な大學生を募集。3ヶ月の講習と実地訓練に合格した大學生に、莫高窟の観光客向けガイドを務めてもらっている。
ボランティアガイドを務めて2年目になる陳さんは、「まさに地獄の特訓で、200時間で8萬字を暗記しなければならない。ボランティアガイドに応募する大學生は、自分の大學の授業以外に、毎週月曜日、水曜日、金曜日の夜に莫高窟に関する知識の講義を受け、週末には洞窟で実地訓練を受けなければならない。訓練期間中、頭の中は洞窟の年代や紹介のことでいっぱいになり、あふれ出てきてしまうんじゃないかという気分すらなった」と話す。
さらに「見學場所は非常に貴重な文化遺産ばかりで、現存している中で世界最大規模、內容が最も豊富な仏教遺跡なので、絶対に傷を付けることはできない。莫高窟の専門ガイドと同じく、ボランティアも、文化財などの説明をするほか、文化財の安全にも気を配らなければならず、洞窟の中に案內する前に、観光客に寫真を撮ってはならないなどの注意事項を何度も強調して伝えなければならない」と陳さん。
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