目下、夏の海外旅行シーズンを迎えている。中國人観光客の巨大な消費の潛在力を前にして、多くの銀行は中國人の出國にともなって発生する海外金融サービス「出國金融」のバージョンアップを加速させている。これと同時に、中國銀聯(lián)や支付寶(アリペイ)などが海外企業(yè)との提攜に次々力を入れるようになり、モバイル決済業(yè)務(wù)の発展を推進(jìn)している。新華社が伝えた。
ここ數(shù)年來、中國の出國者數(shù)が増加を続けており、今年上半期の大陸部の出國者數(shù)はのべ7794萬1千人に達(dá)して前年同期比14.1%増加した、中國観光研究院と攜程旅行網(wǎng)のビッグデータ共同実験室が共同で発表した報告によると、今年は7月と8月だけで海外旅行者が3千萬人に達(dá)する見込みという。
海外旅行者數(shù)が急速に増加すると同時に、海外での支出も目立って増加した。関連の報告によると、2017年には中國人観光客の國際観光支出が前年比5%増加し、一人あたり平均は約3300ドル(1ドルは約110.9円)に達(dá)した。海外での消費は金融サービスと切り離せないもので、従來型金融機(jī)関と新興金融機(jī)関はどちらも海外旅行に潛む商機(jī)をじっと見定め、越境金融サービスのバージョンアップを続ける。
査証(ビザ)の手続きは海外旅行の第一歩だ。そこで多くの銀行がビザ手続き代行市場に狙いを定め、これを土臺にして出國金融業(yè)務(wù)を牽引しようとしている。今年の夏シーズンに先立って、中信銀行は在中國英國大使館と提攜を結(jié)び、英國ビザの申請者に向けてオンライン指紋採取、申請用紙の受理などのサービスを始めた。17年に英國を留學(xué)や観光で訪れた中國人はのべ60萬人に達(dá)し、同銀行はその背後にある巨大な小売市場を見據(jù)える。
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