中國鉄路総公司はこのほど、この先約3年間にわたり、「鉄道旅客輸送クオリティアップ計畫」を展開することを明らかにした。人民日報が伝えた。
同計畫は、供給側(サプライサイド)構造改革を深化するための核となる計畫で、旅客輸送の供給クオリティを全面的に高める難関攻略となり、中國の鉄道が2020年までに世界トップレベルの現代化旅客輸送サービスを実現することを目指していく。「復興號」ブランド戦略をけん引役とし、幅広い影響力を備えた鉄道旅客輸送サービスブランドと模範となるような優れた駅エリアを構築し、経済と社會の発展により貢獻するだけでなく、ますます高まりをみせる「素晴らしい生活」に対する人々のニーズを満たすために有効な保障を提供することが求められている。
乗車券関連業務については、完備された乗車券販売システムを構築し、関連製品の販売クオリティを高める。乗車券システムの構築を強化し、予約販売や會員向け差別化サービスなどの機能を開拓、國際乗車券販売サービスを展開していく。製品販売ルートを完備し、中國鉄道乗車券予約サイト「12306」および攜帯アプリ機能をグレードアップする。條件を満たす鉄道局集団公司は、航空?鉄道連攜輸送業務を展開し、大口顧客販売サービス?プラットフォームを立ち上げる。また、電子チケットを全面的に推し進め、スマート外出體験の質を大幅にアップさせる。従來の紙の乗車券からの電子データへの移行を進め、紙の乗車券を次第に減少させていく。一連の関連設備の建設を推し進め、駅の改札口の自動検札機を段階的に配備、電子チケットの全面普及のための基盤を固める。電子チケット関連サービス機能を充実させ、旅客の外出情報にもとづき、関連製品?サービスを主導的に提供していく。
駅の設備建設については、駅構內への出入りの効率アップ、安全検査および検査動線の合理化に盡力し、引き続き出入り口の配備改善を進める。また、乗り換え動線の完備を続け、スピーディで分かりやすい乗り換え施設?設備の改造?補強に取り組む。駅?列車の環境整備を強化し、ビジネス客専用待合室、VIP専用待合室、待合室內の子供専用遊び場、軍人専用待合室および授乳室の建設を積極的に進め、ビジネス客専用通路の建設を推し進める。
このほか、「雙網融合(高速鉄道網とインターネットの融合)」を全力で推し進め、情報化サービスレベルの向上に努める。車內食および特産品のインターネット予約サービスを推進し、地域性と季節性を結び付けた動態調整による飲食ブランド、車內食および各種特産品のオンライン注文を実現、車內食オンライン予約と特産品配送ステーションの合理化調整を進める。情報サービスのスマート化を推進し、旅客のオンライン體験を全面的に改善し、旅客輸送駅?列車內の無線ネットワーク建設を加速し、スマート化オンラインサービスプラットフォームを構築する。高速鉄道便民物流サービスを推し進め、「高速鉄道超スピード配送」製品を普及させ、高速鉄道による「スムーズ発送」と「スムーズ輸送」という乗客のためのサービスを段階的に推進していく。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年8月10日
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