レンタルした服を著る。レンタル攜帯電話を使う。レンタルペットを飼う。目下、「レンタル族」が新たなトレンドになっている。レンタルといってもこれまでのような賃貸住宅やレンタカーにとどまらず、範囲がより広く拡大し、衣類、アクセサリー、カバンからデジタル製品、家電製品、子どものおもちゃまで、さらにはグリーンの鉢植え、可愛いペットなど、「萬物がレンタル可能」な時代に突入した感がある。人民日報が伝えた。
「レンタル経済」の急速な発展は「インターネットプラス」の広範囲の応用によるところが大きく、借り手と貸し手と雙方の情報伝達コストが引き下げられ、信用保証、決済、物流など各段階がスムースにつながった。「レンタル経済」は急速にネットの革新(イノベーション)?起業の人気分野になったが、一連の未解決の問題も橫たわる。
▽「レンタル族」の中心は95後 実用性?コスパ?品質を重視
「レンタルおもちゃは新鮮だし地球にやさしい」。北京市海淀區の魏妍さんはこのように話す。「うちの子は大型の自動車模型が好きだが、家はこぢんまりした2LDKなので、買うと場所を取るし、飽きて中古品として売るのも面倒くさい。でもネットのレンタルならいろいろな點で便利」ということで、魏さんはおもちゃレンタルプラットフォームでシーズン會員になり、毎回大?中?小3種類のおもちゃをレンタルしている。大は大型のラジコンカー、中はレールタイプのおもちゃ、小はバスを借りることが多い。「このプラットフォームはおもちゃをちゃんと消毒している。衛生面で問題はない」という。
河南省鄭州市の大學院生?羅傑さんはタクシーに乗るよりも、混んだ地下鉄に乗るよりも、カーシェアリングを利用したいと考える。「普通のカーシェアリングなら1キロメートル1元(1元は約16.4円)、1分1角(1角は10分の1元)で、距離と時間を合算し、1回あたりの費用は3~5元ほどで、タクシーよりだいぶ安い。車は國産の新エネルギーの電気自動車(EV)が多く、大気汚染も少ない。大學の近くにカーシェアリングの営業スポットがあるので、出かける時にはカーシェアリングを選ぶようになった」という。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn