北京時間8日午前10時(日本時間8日午前11時)、第13期全國人民代表大會(全人代)第1回會議の記者會見がメディアセンターで行われ、王毅外交部長(外相)は「中國の外交政策と対外関係」について國內外の記者からの質問に答えた。
【共同通信社記者】今年は日中平和友好條約の締結からちょうど40年にあたり、両國は関係改善のために共に前向きな努力をしている。両國首脳の相互訪問は実現できるのか?中國側は中日関係をどう評価するか?今後両國関係がどう発展することを希望するか?
【王部長】中日関係は記者會見で毎回話題に上る。われわれは最近、日本側がより明確で前向きな対中政策を取り、中日関係に得難い改善の勢いが生じているのを目にしている。中國側はこれを歓迎する。日本側が躊躇せず、同じ事を繰り返さず、後退せず、中國の発展を客観的に受け止め、これに賛同しさえすれば、中國は日本側と同じ方向に向かい、共に両國関係を健全で安定した発展の道へ戻す後押しをしたいと考えている。
今年は中日平和友好條約締結40周年だ。40年前の條約は法的形式で、歴史を正しく扱うこと、「一つの中國」政策など中日関係正常化時に定めた各政治原則を堅持することを確認し、平和共存、世々代々の友好という両國の大きな方向性を明確にした。初心を忘れずして、初めて貫くことができる。40年後、これまでの事業を継承し今後の道を切り開く歴史的時機にあたり、われわれは日本側が政治において信用を重んじ、行動において規則を守り、両國関係の政治的な基礎をしっかりと守り、「互いに協力のパートナーであり、互いに脅威とならない」との政治的共通認識を真に実行することを希望する。中日関係が持続的に改善しさえすれば、両國上層部の往來は自ずと実現し、平和友好も改めて両國関係の主旋律になると私は信じる。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年3月8日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn