アリババは2月1日、最新の財務報告を発表した。それによると、新小売戦略が推進し続け、その収入は前年同期比56%増の830億2800萬元(1元は約17.2円)に上った。
2017年、中國の宅配便取扱量が史上最高の401億件を記録しているだけでなく、その物流スピードはますます加速している。アリババ傘下の菜鳥網絡のデータによると、「獨身の日」であるダブル11(11月11日)を例に2013年から2017年まで比較すると、宅配便の數は1億5200萬件から8億1200萬件まで増加している一方で、1億件あたりの配達日數は9日間から2.8日間にまで短縮されるようになった。
アリババエコ業態においてメーカーと物流業界は協力して歩みを進め、オンラインとオフラインにおける深い融合を実現させ、スマート供給チェーンを通してコストの削減と在庫の最適化を図るだけでなく、分単位での宅配速度も実現するようになった。盒馬鮮生の30分間配達、天貓(Tmall)スーパー生鮮の1時間配達、天貓旗艦店の2時間配達は従來の當日や翌日配達比べ、新小売物流が物流モデルに進化と革新をもたらしている。
現在、新小売物流が全國20近くの都市の約1億人をカバーしている。菜鳥によると、分単位での宅配は生鮮から始まり、これからはより多くの商品類に拡大する見込みだという。「ネットでショッピング、商品が家の近くから発送される」という新小売が常態になると見られている。
また、菜鳥はグローバル化を加速させており、グローバルなスマート物流ネットワークを構築している。海外倉庫とローカル化運営の物流ネットワークを通して、菜鳥は現在、ロシアやフランス、スペイン、オランダ、東南アジアなどの國と地域で72時間以內の配達を次々と実現するようになっている。
昨年11月3日、世界電子貿易プラットフォーム(eWTP)の初となる海外プロジェクトがクアラルンプールで正式に始まった。これは東南アジアに向け、全世界に波及するスーパー物流ターミナルの実現を意味している。
菜鳥の総裁を務める萬霖氏は、「技術の発展は物流業界の質的な変化を加速した。當日配達がとても速いと思われているが、現在の新小売物流のモデルであれば、分単位での配達も可能となっている。菜鳥はよりスマートなグローバルネットワークを構築し、世界の中小企業がより便利な貿易條件を得られるように、そして世界の消費者が究極の物流を體験できるように、これからも引き続き力を注いでいく計畫だ」と示した。(編集HQ)
「人民網日本語版」2018年2月12日
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