米國でこのほど行われた3GPP(國際的な第3世代移動體通信システムの標準化プロジェクト)の第87回會議で、中國が中心となって推進したポーラーコード(新しい符號化技術)プランを第5世代通信規格(5G)の標準に組み込むことが決定された。新標準は2019年に発表されるという。中央人民広播電臺の央広網が伝えた。
3GPPは、5Gによってモバイルブロードバンドシーンを強化したチャンネルコード技術プランを最終的に確定し、そのうち中國の華為が打ち出したポーラーコードがチャンネルコードをコントロールするコードプランになり、米國クアルコムのLDPCコード(低密度パリティチェック符號)はデータチャンネルのコードプランになった。電気通信産業の有名ウォッチャー付亮さんは、「このたび中國が主導的に推進してきたポーラーコードが5Gのチャンネルコントロールのコードプランになったことは、中國が第5世代モバイル通信技術の研究と標準化で重要な進展を遂げたことを意味する」と話す。
また付さんは、「華為や中興の長年にわたる蓄積、長年にわたる投資研究が、國際的影響力を徐々に増大させ、各國にも徐々に認められるようになり、こうしたことが目に見えない形で中國の國際的な発言権を引き上げることにつながった」と話す。
國際電気通信連合(ITU)の趙厚麟事務総局長は中央人民広播電臺のラジオ番組「中國之聲」の取材に答える中で、「世界規模で、5G標準が2019年に発表されることになる」と述べた。
また張事務総局長は、「現在基本的に、中國の5Gの大きな道筋が基本的に確定し、今は將來の5Gに技術的サービスや製品?設備を提供する主要メーカーが一連のテストを行うことができ、標準化の組織にこの標準が將來は市場で定著すると思わせることができ、人々がこの標準を受け入れるようになることを願っている。5Gの標準は、私たちのタイムテーブルに基づけば2019年に発表される予定だ」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年11月21日
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