中國の劉暁明駐英大使は9日、英紙フィナンシャル?タイムズへの寄稿で「現在中英関係は重要な歴史的時期にあり、相互尊重と相互信頼の大切さがますます明らかになっている。英國が対中開放を継続し、引き続きヒンクリーポイント原発プロジェクトを支持し、早期に決定をし、プロジェクトの順調な実施を確保することを希望する」と表明した。新華社が伝えた。
劉大使は寄稿で「メディアに騒がれているヒンクリーポイント原発プロジェクトについて、いくつかの基本的事実をきちんと説明する必要がある。同プロジェクトは一時的な思いつきで慌ただしく立ち上げられたものではなく、英仏中3者が互恵、協力?ウィンウィンの精神に基づき、深思熟考を経て合意した重要な成果だ。順調に開始され、安全で信頼できる持続可能なエネルギーを早期に英國に提供することを待つのみだ」と指摘。
「原発の発展は英國自らのエネルギー計畫における現実的ニーズだ。英國は長年、民生用原子力分野で世界の前列を歩んできた。クリーンで効率的な原発はかつて英國人の誇りだったが、ここ20年はいくらか停滯している。原発は他の現代のクリーンエネルギーと比べて、運営コストの低さ、維持技術の成熟、発電の安定性といった長所があり、自ずと英國の電力需要解決の重要な選択肢となる」と述べた。
劉大使はまた「中國企業は英國の原発建設にとって最良の協力パートナーであり、ヒンクリーポイント原発プロジェクトに參加する中広核集団は中國最大の原発運営企業であり、世界最大の原発建設企業でもあり、建設中の世界の原発の設備容量の5分の1近くを占める。世界的に見て、技術と資金と同時に、豊富な原発管理?運営経験を持つ優れたパートナーだ」と指摘。
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