2016年度の大學入學試験が幕を開けた6月7日、中國全土で940萬人の受験生が試験に挑んだ。毎年の大學入試で國語(中國語)の作文問題がこれまでずっと注目を集めており、7日午前、試験最初の科目である國語が終了したことで各地の入試作文課題が続々と明らかになっている。また、各地の受験生の反応もそれぞれ違っている。
今年度は湖北省の大學入試作文課題は漫畫を基にした作文だったが、試験終了後、多くの受験生が、「ここ數年の素材作文から今年は漫畫作文に変わったことに少し慣れない」と不満を漏らしている。
甘粛省の作文課題の素材として、「國語は個人の一生涯の発展に関わっており、社會全體の國語の素養は國のソフトパワーや文化における自信に関係している。私達高校生からすると、國語の素養をアップさせるには主に學校における學習、授業外の大量の読書、社會生活おける実踐という3つの方法がある。課題:適當な角度から、タイトルは自分でつけなさい」というものだった。
四川省と貴州省の作文課題は、「ある人が花茶(著香茶)の新製法を打ち出したが、すぐに真似されてしまい、市場には多くの劣悪なニセモノが出回っている。市場がダメージを受けることを心配した彼は、製法を公開することで業界基準を設定、最終的に市場を正常な狀態に戻し、自身も率先して豊かになった。これらの素材を基に自分でタイトルをつけ800字の作文を完成させなさい」というものだった。試験會場の外で待機している四川省の國語教師は、「今年の課題は昨年に比べると多角的で學生は実力を発揮しやすい」と話す。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年6月8日