河北省唐山市の男性斉海亮さん(35)と4歳の娘は5月14日午後、自転車で西蔵(チベット)自治區ラサ市のポタラ宮に到著した。父親は前方で自転車を漕ぎ、娘は自転車に引かれる「リヤカー」に座る娘の心溫まる姿に多くの人が手を振って見送っている。
自転車をこよなく愛する斉さんの「ロードバイク歴」は10年に及び、中國各地を自転車で回る中で様々な風景を感じてきた。
2015年9月4日から斉さんは娘を連れて自転車旅行の旅をスタートした。現在、父娘2人は1萬3千キロ以上を走破し、西蔵自治區のラサ市に到著、引き続き新疆維吾爾(ウィグル)自治區へと向かう予定だ。
娘を連れて中國を旅することに対して斉さんは、「娘を連れて來たのは、より多くの時間を娘と一緒に過ごしたいと思ったのと、彼女に祖國である中國がどれほど大きいかを見せることで、彼女の視野を広げてやりたい」と話す。
斉さんは娘を連れて自宅がある唐山市を出発、天津市、山東省、江蘇省、雲南省など10以上の省、市、區を経由し、國道318號線に沿ってラサ市に到著した。ラサ市で暫く休憩する間、2人はポタラ宮を見學し、敘事詩的な演劇「文成公主」を鑑賞した。14日午後、娘を連れてラサ市を離れ、再び旅路に就いた斉さんの次の目的地は新疆維吾爾自治區だ。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年5月16日