第6回北京國際映畫祭が16日に開幕。「日本映畫週間」で、西村喜廣監督がメガホンを握った「虎影」が北京萬達國際映畫館で上映され、西村監督のほか、主演を務めた斎藤工も駆け付けた。人民網が報じた。
「虎影」が中國で上映されるのはこれが初めて。會場は満席になり、西村監督や斎藤工らを喜ばせた。大勢のファンらが早くから會場の外で待ち構えていたことに、斎藤工は「10年前に中國で、あるドキュメンタリーを撮影した時も、多くのファンに応援してもらった。それから10年経って、おじさんになったのに、こんなに多くのファンに迎えてもらえるとは思っていなかった。これは、前進していく原動力」と笑顔で語った。
また、14日に熊本で起きた大地震にも言及し、「九州で大地震が起き、今も余震が絶えない。親族が被災地で救援活動に參加している。自分も被災地のために何かをしたいが、何もできない。映畫人の一人として、映畫を通して北京の観客と交流することが、今自分のすべきこと。皆さんとこの素晴らしい時間を共に過ごせて、非常に意義があると心から感じている」と語った。
「虎影」は、忍者アクション映畫。「日本映畫週間」で上映される8作品の一つで、西村監督や斎藤工のほか、「天壇賞」の審査員を務める滝田洋二郎監督、映畫「亂」のヒロインを演じた女優の原田美枝子、著名なプロデューサー熊田雅彥なども特別ゲストとして登場する予定だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年4月18日