中國公安部(省)交通管理局は4日、昨年発表された「自動車運転者の訓練?試験制度改革」の実施に伴う一連の具體的制度?措置を発表済みであることを明らかにした。このうち、公安部、交通運輸部(省)、中國保険監督管理委員會が共同で打ちだした「自動車運転免許証の獨學取得試行に関する公告」には、獨學によって運転免許試験を受験する際の試行対象範囲と條件が定められており、4月1日から天津など16の試行都市において、獨學者が運転免許試験を受験する試みが実施されることとなった。京華時報が伝えた。
公告によると、今回の試行では、交通環境が比較的良好で、管理水準が高い都市が試行地として選定された。また、さまざまな地域の都市を試行都市とするよう考慮されたと同時に、都市の規模や典型性などの要素についても配慮された。さらに、上述の3當局は、獨學受験の対象者や車両、さらには指導者の條件、法的責任に関しても明確な要求を打ち出し、監督管理制度も規範化した。
このほか、公安部と交通運輸部は、改革に関する具體的な業務配置を行う目的で、「自動車運転者の訓練?試験制度改革業務に関する通知」を共同で発表、4月1日から施行される。新規定によると、海外で取得した運転免許証の中國の運転免許証への切り替えを希望する場合は、情況に応じて受験の必要性が生じる。海外の運転免許証を所持しており、國內の免許証に切り替えを希望する大陸部住民が、免許証が交付された國家?地域での滯在期間が3カ月未満の場合には、免許証試験を全教科受験しなければならない。
獨學による免許証受験は、今後、全國的に展開される計畫だ。インターネット、電話、窓口など各種ルートを通じて、受験に関する案內や受験申込が実施され、試験の実施を教習所に一括委任するという従來の方法を改め、受験定員枠の配分制度を撤廃する。福建や広東など19省28都市では、他都市に先駆けて受験申込全國統一プラットフォームの運用試行をスタートする予定で、試行対象都市では3月末までに関連準備が整えられる。他の都市では、年末までに同プラットフォームの運用が実現する見込み。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年2月5日