華西都市報の記者はこのほど各試験機関と協力し、身近にあり頻繁に用いる物體に付著した細菌の數を調べるため、小包、攜帯電話、ATMやエレベーターのボタンなどの細菌數を測定した。その結果、一定面積內の細菌數が最も多かったのはATMで、攜帯電話は小包より10倍も汚いことが分かった。華西都市報が伝えた。
宅配便の小包の正確な細菌數を調べるため、記者は成都醫學院科學研究実験センターを訪問し、無作為に選択した5つの小包の細菌數を調べた。
研究者は無菌綿棒を使い、屆いたばかりの5つの小包からサンプルを収集した。サンプル収集の面積は5×5センチで、サンプル數は17。この17のサンプルは事前に準備されていた遠心管內の生理食塩水に入れられた。それから遠心管をボルテックスミキサーに入れ、3?4分間回転させることで、サンプルを生理食塩水の中で十分に溶解させた。科學者は次に、ピンセットで綿棒の水を落とし、綿棒を取り出した。さらに遠心機を毎分5000回転のペースで5分間回転させると、これらの細菌は遠心力の力により沈殿した。上の方の汚れていない水を吸い取ると、殘された100?200ミリリットルの溶液がシャーレの上で均等に広がった。最後にこの17枚のシャーレを摂氏37度の恒溫培養ケースに入れ1?2日間培養し、結果を観察した。
25平方センチメートルの面積における細菌數は、最多で76個(1平方センチメートル當たり3.04個)、最少で1個(同0.04個)となった。17のサンプルの平均細菌數は、1平方センチメートル當たり0.548個。顕微鏡で見ると、細菌の多くは桿狀だった。