入場し「銅鍍金二竜戯珠陰文聖旨合符」という札をもらうと、皇帝への謁見が許される--。これは臺北の松煙文創園區で開幕した特別展示會「神會乾隆宴」での一幕だ。人民日報海外版が伝えた。
臺北故宮博物院の文化?クリエイティブグッズが近年好評を博している。臺北故宮博物院は今回、3Dプロジェクターとデジタル技術により、文化財の當時と今の姿を示し、沈黙する靜かな文化財を、見て聞いて遊ぶことのできるものに変え、時代を超越する體験を提供している。
主催者は創意を発揮し、文化財をバーチャルな歴史のシーンの中に置き展示している。見學者がもらった札は通行証であり、身分証でもある。古い鏡の前に置かれたカードリーダーのような裝置に札を置くと、鏡の中に清王朝の衣裝を著た人物が登場する。これは見學者の「前世」の顔だ。
見學者は職員に案內され、乾隆帝が最も好んだ「三希」(東晉時代の3つの書)を楽しむことができる。自分で書を楽しみたい見學者は、「書道の滝」の前で水を墨の代わりにし、池のそばで書を楽しむ優雅なひとときを體験できる。3D技術は見學者に、文化財と近距離でふれあう可能性をもたらした。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年1月8日