安徽省合肥市長豊県のイチゴ園はこのほど、特別な客を迎え入れた。その客とは日本のイチゴ専門家上山優(yōu)氏だ。今回、彼は合肥市外國専家局の招待を受け、長豊県を訪問し、5日間の日程でイチゴ栽培技術を指導した。今回の合肥訪問は上山氏にとって7回目にあたる長豊イチゴの「往診」だという。合肥日報が伝えた。
7度にわたり長豊いちごを「往診」する専門家
日本におけるイチゴの栽培は早期に開始された。その後、急速な発展を経て、世界有數(shù)の栽培技術を持つようになり、世界的に有名なイチゴ専門家も輩出した。その中の一人である上山優(yōu)氏(62)は日本の靜岡県藤枝市に住んでおり、NPO法人日本シニアボランティアズ協(xié)會(定年退職後の中高年技術者等が技術や知識、経験を生かして、海外開発途上地域また貧困住民の生活向上に対して技術支援を行なう団體)の會員である。イチゴ育種、栽培や害蟲駆除など広い知識を持ち、日本のイチゴ品種「紅ほっぺ」の開発者の一人だ。彼はイチゴの育種、栽培の研究に數(shù)十年間従事し、自身が保有するイチゴ観光園は日本有數(shù)のイチゴ園である。長豊県は2009年、省?市外國専家局が國外の専門家に対して、中國での「紅ほっぺ」のイチゴ栽培技術指導を依頼する申請書を提出した。要請を受けた上山優(yōu)氏がこの地に足を踏み入れ、長豊県のイチゴ産業(yè)と深い縁を結ぶに至った。今回は上山氏にとって7回目の合肥訪問となり、長豊イチゴ産業(yè)の発展のために指導を行なう。
國外の技術導入で大きな成果を上げた長豊イチゴ
長豊県の関係責任者は「長豊イチゴが『國外の技術導入』を行なった最初の頃は、日本の高山覚氏、斉藤明彥氏2名のイチゴ専門家を招き、苺の栽培技術の指導を受けた。彼らは長豊県のイチゴ栽培農家にミツバチ受粉技術を紹介し、更に新しく『豊の香』の新品種を使用し、長豊県のイチゴ生産量と品質を大幅に向上させ、農家の積極的なイチゴ栽培を急速に促進させた」と話す。
「導入、消化、吸収、革新」を通して、長豊イチゴの「國外の技術導入」はすでにこの地に大きな成果として実を結び、長豊イチゴ産業(yè)の発展は靜かな変化を遂げている。今や、長豊県は安徽省における「國外の技術導入」の成果を示した模範的拠點となり、數(shù)年連続イチゴ栽培ナンバー1の県としての座を保っている。(編集JK)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年12月17日