英國紙「フィナンシャル?タイムズ」はこのほど、米國が主導する環太平洋戦略的経済連攜協定(TPP)交渉のパートナーがこのほど、「米國議會が(TPP交渉妥結の前提となる)米大統領貿易促進権限(TPA)法案を可決しないなら、TPPは凍結狀態に追い込まれる」と発言したことを伝えた?!溉嗣袢請蟆购M獍妞瑏护à俊?/p>
TPPは數年にわたり交渉が行われてきたが、いまなお前途には困難が橫たわる。米國はもともと、5月下旬にフィリピンで交渉參加12カ國の関係閣僚との最終交渉が終わると予測していたが、進展をみることはできなかった
TPPの妥結を推進するTPAもこのほど障害にぶつかった。米議會上院は5月22日、(失職した労働者に稅金で所得を補償する)貿易調整支援(TAA)とTPAについて抱き合わせで審議?投票を行い、最終的に可決したが、米紙「ニューヨークタイムズ」の報道によれば、2回にわたる投票の末になんとか可決できたのであり、裏ではホワイトハウスから議會へのはたらきかけもなされたという。
オバマ大統領は一刻も早くTPA法案を通過させて権限を手に入れ、日本やカナダなどの同盟國とTPPを妥結させたい考えだ。だが米議會のプロセスを踏まえて、TPAは労働者の権利を保障するTAAとセットで可決されなければならない。上院では投票が行われ、下院でも同じ手続きを踏むことが必要だ。
よいことを2つ同時に成し遂げることは難しいというように、オバマ大統領は一息ついたと思ったら、またすぐに下院の重圧に直面することになった。「フィナンシャル?タイムズ」によれば、下院は6月12日、TAAを反対票302票、賛成票126票で否決した。意外だったのは、反対票を投じた議員の中に民主黨のオバマ大統領の仲間達が數多く含まれていたことで、これに野黨?共和黨が立法機関の主導権を握っていることを考え合わせれば、オバマ大統領は信頼できないパートナーと圧倒的なライバルに同時に直面する狀態にあるといえる。