ロシアでは現地時間の9日、ロシア大祖國戦爭勝利70周年を記念して、盛大な軍事パレードが開催された。式典には習近平國家主席と世界の約20カ國?地域および國際機関の代表らが出席し、ロシア國民とともにこの輝かしい日を祝った。
習主席と彭麗媛夫人はクレムリンに到著すると、迎え入れたプーチン大統領と握手を交わした。それからプーチン大統領に付き添われ、他の來賓とともに赤の広場まで歩き、巡閲臺に著席して、赤の広場での軍事パレードに出席した。
10時ちょうどにクレムリンの鐘が鳴ると、式典がスタートした。軍楽隊が軍歌「聖なる戦い」を演奏し、儀仗隊に守られた國旗が入場した。
プーチン大統領はあいさつの中で、「(ロシアの)祖國防衛の戦いでの勝利が第2次世界大戦の流れを決定づけ、歐州の人々をヒトラー率いるファシズム統治から開放した。この神聖な記念日に、私たちはともに暗黒の勢力と戦い、これに勝利した先人達のことを胸に刻む。中國はアジアにおける軍國主義への抵抗の主戦場となり、千百萬人もの尊い命を代償として支払った。歴史は未來に警告を與えるものであり、私たちが今日この節目を記念するのは、平等、安全、非同盟を土臺として、その上に平和で安らかな未來を構築しようとするからだ」と述べた。
その後、軍楽隊はロシア國歌を演奏し、赤の広場に禮砲の音が一斉に鳴り響くと、軍事パレードが盛大に始まった。兵士約1萬5千人が閲兵を受ける隊形に整列して一糸亂れぬ雄々しい行進を開始し、赤の広場を勇ましく通り抜けた。軍事パレードの「歴史」を表現するプログラムでは、ロシアの陸海空3軍の士官?兵士が祖國防衛戦爭當時の軍服に身を包み、手には當時に軍旗を捧げ持ち、その場にいた人々に戦いの烽火が絶えることのなかったかつての日々を思い起こさせた。「近代」を表現するプログラムでは、ロシア各軍兵種の隊形と近代的な武器裝備の隊形が勢いも盛んに閲兵臺の前を通り過ぎ、現在のロシアの武裝力の威容を示した。
今回の軍事パレードには中國、インド、獨立國家共同體(CIS)の國などが參加した。中國は中國人民解放軍の102人からなる儀仗隊が、大勢の人々の見守る中、「カチューシャ」の曲に合わせて赤の広場を通過した。中國が赤の広場で行われた軍事パレードに儀仗隊を派遣したのは今回が初めてのことだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年5月10日