1600年以上前の「招き貓」がこのほど、陝西省岐山県蔡家坡鎮で発見された。北魏(386- 534年)時代の物で、専門家によると「非常に珍しい」という。華商報が報じた。
発見されたのは雕像群がある石山の上の洞窟の中。大きさの異なる5つの洞窟の中には、肉髻(にっけい)が高く、痩せ細り、服を著て帯をしめた人の像が彫られている。同省寶鶏市の文化財観光局文化財保護センターの龍剣輝?センター長は、「初期調査で、この雕像群は1600年以上前の北魏時代に作られたものと斷定されている。洞窟內の雕像は風化が深刻だが、まだ精密で生き生きとした人や動物の雕像もある。1つの石窟から、『招き貓』のような雕像が発見された。ふっくらした體のこの貓の目は凹凸がはっきりしており、長いシッポもある。また、前足の一本を地面につけた狀態で座り、もう1本の足は手招きのようなしぐさをしている。その時代の人々の生活にすでに貓がいたということ」と説明。「北魏時代の仏像や位牌を祭る龕(がん)は、関中地區(陝西省渭水盆地の西安を中心とした一帯)では非常に珍しい。當時の宗教文化を研究するための、非常に重要な価値のある発見」と述べた。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年6月11日