蘭州軍區の某測量?製図情報センターから得た情報によると、同センターは中國初の3D地形図の作成に成功した。人民日報が伝えた。
同センターの代表者の王明孝氏が率いる研究チームは、世界先進水準の3D印刷技術を地形図作成に応用し、3D地形図を開発した。専門家は、「この成果は伝統的な立體地形模型が抱える作成期間が長く、効率が低く、精度が低く、持ち運びが不便という問題を解消し、國內の空白を埋めた。特に古い地図を印刷の材料にするという技術は、生産コストを最大限に削減し、世界的にもトップ水準だ」と評価した。
同センターは2012年8月に3D地形図という概念を提唱し、2013年9月に3D地形図の技術的な問題の研究に著手し、2013年11月20日に一枚目となる3D地形図「蘭州市街地3D地形図」の作成に成功した。3D地形図の開発の成功は、戦場の地形分析、指揮官の戦略決定、部隊の多様化された軍事任務の遂行に対して、正確で信頼性の高いデータを提供した。
王氏によると、研究チームはこれまでの砂箱の誤差を3ミリから1ミリに縮め、2.6×1.5メートルの軍事用砂箱の作成期間を12時間から6時間に短縮した。A4サイズの3D地形図の精度は1ミリから0.1ミリに縮められ、印刷の時間は24時間から8時間に短縮された。地図の作成範囲も、戦場の地形から戦場の外に拡大された。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年2月21日