米國の第二次大戦帰還兵、モーリス?トーマンさん(音訳、90)と妻のシグリッドさん(音訳、89)はバージニア州フォールズ?チャーチの「グッドウィン介護の家」に住んでいる。トーマンさんが記者に発した最初の言葉は、驚くほど大きな聲だった。「私は北京生まれ。妻も北京生まれだ……」
第二次大戦中、トーマンさんは1942年の入隊後、米空軍第308爆撃機連隊に編入された。連隊と共にニューギニア(現?パプアニューギニア)、オーストラリア、フィリピン、沖縄など各地に駐屯、対日作戦に參戦した。
話題が日本の安倍晉三首相の靖國神社參拝、日本の政局が侵略の歴史を否定する逆流に沸いていることに及んだ際、トーマンさんは重々しい表情になった。「第二次大戦時の舊日本軍は、日本という國家の最適な代表では絶対にない」。トーマンさんは、安倍首相が靖國神社を參拝するための言い逃れは、まっとうな理由にはならないと語る。「安倍首相はしてはならないことをした」
シグリッドさんは1925年に北京で生まれ、1941年に初めて中國を離れた。中國での16年間、彼女は通州で生活していた。「自分の目で日本が中國を侵略する歴史を見ました。舊日本軍の中國での暴行を知っています」とシグリッドさん。
シグリッドさんは自ら、舊日本軍が中國國民に與えた災難を目撃したのみならず、自分の家族もそのために各地を転々とする憂き目に遭っている。「私は當時の歴史の『生きた化石』。誰も日本の侵略の歴史を否定できない」とシグリッドさん。(編集HT)
「人民網日本語版」2014年2月21日