中國同様、日本社會には30代以上の獨身男女が大勢存在している。日本では、かつて25歳以上の獨身女性は売れ殘りのクリスマスケーキに例えられたことがある。日本人がイブの日にお祝いで食べるクリスマスケーキは、25日のクリスマス當日やそれ以降になると売れなくなる。日本人はこの例えを用いて、24歳を過ぎるとクリスマスケーキ同様売れなくなるから、女性に早く結婚しろと急かしたのだ。過去におけるこういった狀況が、その後の日本にさまざまな婚活?お見合いパーティーを誕生させることになった。しかし、中國の多くの獨身男女が結婚を急かされる狀況とは異なり、現在の日本の30代以上の青年たちにとって、この種の婚活?お見合いパーティーに參加することは、プライベートを充実させる趣味の一つとなっている。環球時報が伝えた。
日本では、一般的にお見合いパーティーは、「結婚相談所」が開催している。そのうち、多くが會員制の結婚相談所だ。記者はこのほど現地の友人に付き添って大阪の結婚相談所主催の「趣味別お見合いパーティー」に參加した。友人は、合コン開催の約1カ月前に趣味は貓を飼うことであると主催社側に伝えた。數日後、友人に連絡が入り、週末に貓を連れて公園に行くよう指示があった。友人が公園に行くと、參加者は各趣味ごとにグループ分けされていた。記者は友人とともに參加者が命名した「三毛貓グループ」こと、「貓を飼う」趣味グループに參加した。グループ內の數人の男女たちは芝の上に座り、自然に貓の話題から會話を始めた。お互いにそれぞれのメンバーが連れてきた貓の年齢や好きなものを聞き、そこから徐々に參加者自身の年齢や好きなものに対する質問に移った。
貓という共通の話題があることで、その人の家庭環境や好きなものを直接的に聞くぎこちない伝統的なお見合いスタイルとは異なった雰囲気となる。その上、2人っきりではなく、グループで會っているため、コミュニケーションも比較的リラックスしたものだった。「貓を飼っているグループ」よりも、遠いところにいる「犬を飼っているグループ」のほうが明らかにより盛り上がっていた。犬のチームのメンバーたちは、興奮している自分の犬の鎖を必死でひっぱりながら、嬉しそうに他の參加者とおしゃべりに興じていた。40分後、主催社側のスタッフが再び會場內に入ってきて、飲み物とペットの食事を持ってきた。開始から約1時間半がたった頃、スタッフは各グループに向かい、先ほど持ってきた飲み物のグラスを片付け始めた。実は、これが、好意を持つ人同士が連絡先を交換できる告白タイムの始まりの合図だ。申し込みの際に、主催社はこの件を前もって參加者に伝えている。その後、10分ぐらいで、このパーティーは終了した。
以前、友人に日本の30代以上の獨身男女が、なぜこのような婚活?お見合いパーティーに參加するのが好きなのか聞いたことがある。今回、パーティーに參加してみて、比較的年齢の高い男女が気恥ずかしい思いをしないで済むように、日本の結婚相談所ができるだけ自然な雰囲気作りを心がけていることに気付いた。これは、會話が苦手なことから相手に斷られるという狀況を減らし、比較的年齢の高い獨身男女たちのプライドを守るためだ。
日本では、これと似たような「ペット好きのお見合いパーティー」、「盆栽好きのお見合いパーティー」、「チョコレート作りのお見合いパーティー」といった趣味系婚活?お見合いパーティーが多い。このほか、高齢者向けのお見合いパーティーとして「溫泉お見合いパーティー」まである。內容は、溫泉好きな高齢者が溫泉を囲み、足浴をしながら、一緒に晩御飯を食べるというものだ。日本の高齢者には、溫泉好きで、みんなで集まるのが好きな人が多い。こういった溫泉お見合いパーティーはまさにこういう人々に適している。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年3月14日