中國ラオス鉄道の國際貨物輸送量が1千萬トン突破 物品の品目は2900種類以上に
9月16日、新鮮な野菜や旬の果物を満載したコールドチェーン國際列車が中國ラオス鉄道の磨憨駅をゆっくりと出発した。これにより、同鉄道の貨物輸送量は累計1000萬トンの大臺を突破した。この畫期的な意義をもつ成果を通して、「ゴールデンルート」とされる同鉄道が開通して以來、越境物流分野で非常に急速な発展を遂げたことがわかり、また中國とラオス及び東南アジア諸國との経済貿易協力の大きなポテンシャルと明るい將來性が見て取れる。人民日報が伝えた。
9月16日までに、雲南省の昆明稅関で審査を受け通過した同鉄道の輸出入貨物は累計1000萬2000トンに上り、貨物価格は407億7000萬元(1元は約20.0円)に上った。國境を越えて運ばれた物品の品目は、同鉄道開通初期の十數種類から今では2900種類以上に増え、1日當たりの運行本數は當初の2本から現在の17本に増えた。
同鉄道は西部陸海新ルート、國際定期貨物列車「中歐班列」との相互接続を実現し、中國と南アジア、東南アジアを結ぶより便利で高効率な物流の大型ルートを提供し、地域間の貿易往來と経済協力を大幅に促進した。
中國鉄路昆明局集団有限公司貨物輸送部の関係責任者は、「國際貨物輸送量が1000萬トンを超えたのは新たなスタートであり、この『ゴールデンルート』の巨大なポテンシャルを示している。中國ラオス鉄道の國際貨物列車の安定的な運行は、中國?ラオス間の貿易往來を促進し、物流コストを引き下げ、輸送効率を高め、両國企業に実質的な利益をもたらした」と述べた。
國境を越えた貨物輸送の質をより一層高めるため、鉄道當局はさらに毎日、定點、定時、定路線、定期列車2本を運行している。また鉄道當局では、「瀾滄江―メコン川急行路線」だけでなく、「瀾滄江―メコン川急行路線+越境EC」「中國ラオス鉄道+中歐班列」「中國ラオス鉄道+西部陸海新ルート」など、鉄道國際輸送の新たなモデルも積極的に探求している。新たなモデルを打ち出すことで、中國ラオス鉄道が輸送する製品が増えただけでなく、中國內外の企業により多様な物流の選択肢が提供されている。相次いで運行をスタートした「上海―雲南?瀾滄江―メコン川路線」と「広東―雲南?瀾滄江―メコン川路線」の2本の國際貨物輸送列車、中國?ラオス?タイ國際貨物輸送列車、果物?野菜コールドチェーン専用列車などが、地域間の経済貿易協力を力強く支えている。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年9月18日
注目フォトニュース
関連記事
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn