萬里の長城と北京一の超高層ビルの「ツーショット」寫真が話題になったワケは?
萬里の長城と北京一の高さを誇る高層ビル「中國尊」の「ツーショット」が最近、中國のソーシャルメディアで話題となっている。
この寫真には、北京市延慶區四海鎮の九眼樓長城(萬里の長城) の向こう側に、北京市朝陽區にある超高層ビルの「中國尊」が寫っていた。
九眼樓長城と北京CBDの「ツーショット」(撮影?魯夢晗)。
山地にある古代に建設された萬里の長城と、平原にある現代に建設された「中國尊」という、時代を超えたコラボレーションにネットユーザーたちは思わず息を呑んでいるだけでなく、かつては煙霧に悩まされていた北京の空気が今は澄み切っていることに感動している。
2015年12月25日、煙霧に包まれた北京の故宮の角樓を撮影する市民(撮影?武巍)。
2013年9月、煙霧問題解決は一刻の猶予も許さない情勢となり、中國國務院は「大気汚染予防?抑制行動計畫」を発表し、エネルギー消費量が多く、汚染を招く新規業界を厳しく制限し、クリーン生産を大々的に推進し、奨勵と制限を伴用した省エネ?排ガス減少新メカニズムを実施した。
2017年3月18日、北京の最後の大型石炭火力発電所「華能北京熱発電所」の石炭燃焼発電機が稼働を停止し、北京は石炭を燃焼する発電所「ゼロ」という目標を達成。北京は中國初の全てクリーンエネルギーで発電する都市に(撮影?張晨霖) 。
ここ約10年間、北京は大気汚染対策を大々的に推進し、天津市や河北省と手を攜えて生態環境保全を促進し、環境対策システム?ガバナンス能力の現代化を継続的に推し進め、各項目の主な汚染物質濃度は下降し続け、微小粒子狀物質「PM2.5」濃度が低い優良天気日數が増え続けている。
2017年1月5日、北京市通州區で排気ガスの検査を受ける車両(撮影?張晨霖)。
2023年、北京市のPM2.5濃度が低い優良天気日數が占める割合は9割を占め、PM2.5の年間平均濃度は1立方メートル當たり32マイクログラムで、2013年と比べて64.2%下降した。
2013年1月11日に撮影された煙霧に包まれた北京のある立體交差橋の橫の建物(寫真上、撮影?何俊昌)と2022年6月6日に撮影された北京の環狀道路「二環路」西部にある立體交差橋付近の景色(寫真下、撮影?陳曄華)。
以前は毎日青空を切望していた北京市民は今、毎日のように青空をカメラで撮影できるようになっており、萬里の長城と「中國尊」の「ツーショット」のような大気汚染対策の成果が、市民のSNSのモーメンツに記録され続けている。(編集KN)
2020年9月3日に撮影された故宮博物院の神武門の向こう側に見える中心業務地區(CBD)の建築群(撮影?鞠煥宗)。
「人民網日本語版」2024年6月7日
注目フォトニュース
関連記事
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn