スマート高速列車「復興號」が福廈高速鉄道で試運転
人民網日本語版 2023年09月05日10:56
スマート高速列車「復興號」が4日、福建省福州と廈門<アモイ>を結ぶ福廈高速鉄道で正式に試運転を行った。これは福廈高速鉄道の試験運行におけるスマート化の重要な一歩を踏み出したことを意味する。科技日報が伝えた。
福廈高速鉄道は中國の「8縦8橫」高速鉄道網の沿海ルートの重要な構成部分となる。開通後には、福州と廈門(アモイ)の「1時間生活圏」を、廈門、漳州、泉州の「30分生活圏」を実現する。また海上シルクロードと長江デルタ及び大灣區都市クラスタ間の相互接続をさらに促すことになるとみられている。
今回試運転を行った復興號は、中國が獨自に研究開発し、完全に獨自の知的財産権を備えた次世代スマート高速列車だ。これまでの一般的な「復興號」列車と比べると、スマート化、快適性、安全性、省エネ性能、環境保護などの面で新たな高度化を実現している。なかでも車體には空気抵抗の少ない流線型の先頭車両と滑らかなデザインを採用しており、空気抵抗を3?5%カットできる。人間工學の原理に基づき座席や電動フットレストなどを全面的にグレードアップし、座席の単獨のスペースと乗車の快適性を大幅に高めた。さらにはスマートセンサーやスマートモニタリング、スマート診斷などの技術を搭載し、高速列車の安全な運用保守のスマート化水準を一層高めている。
また、福廈高速鉄道はデジタル化シミュレーションやスマート建造、スマートセンサー、スマート分析などの技術を大量に導入して、中國のスマート鉄道の最新の科學技術成果の応用を一體化させており、高速鉄道建設の多くの空白を埋めた。年內にも開通?営業の條件を備えるとみられている。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年9月5日
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