資料寫真(撮影?侯宇)。
今月7日から9日までの3日間、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となっていた上海市の中國大學統一入學試験(通稱「高考」)が始まった。受験生約5萬人が人生における重要な試験に立ち向かうことになる。中國新聞網が報じた。
上海市教育試験院の発表によると、規定に基づき、全ての受験生は試験前3日間に、PCR検査を2度受けなければならない。隔離施設で隔離されていたり、PCR検査で「陽性」が判明したりした受験生については、緊急會場を特設したり、集中隔離試験會場を設置したりして対応している。事前にチームを立ち上げてクローズドループで受験生が會場入りできるようにし、できる限り全ての受験生が試験を受けることができるよう取り組んでいる。
7月5日夜、PCR検査を受ける上海市民(撮影?殷立勤)。
試験會場へのアクセスの面を見てみると、上海市の4大タクシー電話調整センターでは6月29日0時から、受験生の送迎の予約を開始した。これにより、受験生は電話で事前にタクシーを予約することができる。
また、毎年高考期間中になると、渋滯で遅刻したり、証明書類を忘れたり、試験會場を間違えたりするケースが発生するため、上海浦東公安分局交通警察支隊は今年、緊急勤務を手配している。交通警察指揮プラットフォームは、ワンボタンで、警察官をすぐに緊急手配して、受験生を全力でサポートするサービスを提供している。
資料寫真(撮影?盛佳鵬)。
中央気象臺の6日の予報によると、熱波が間もなく襲來する見込みで、長江中?下流地域では、晴れて気溫が高くなる天気が続きそうだ。6日から15日までの間、長江中?下流や四川盆地、陝西省関中、新疆維吾爾(ウイグル)自治區といった地域では、最高気溫が一時37度から39度に達し、局地的には40度を超える所もあるとみられている。高考期間中、上海は曇りがちで、午後から夜にかけて、にわか雨や雷雨になる所もあると予報されており、最高気溫が約37度の真夏日になり、蒸し暑い天気となりそうだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年7月7日