中國生薬をベトナムから輸入する専用列車の第1便出発式典が5日、広西壯(チワン)族自治區の凴祥鉄道通関地で行なわれた。同列車が運行を常態化するようになると、中越両國の中醫薬産業における全面的協力の深化が後押しされるようになる。中國新聞社が伝えた。
同自治區凴祥市(崇左市が管轄する県級市)は両國國境にある最大の國境都市で、ベトナムの1市?3県と國境を接し、國境線は97キロメートルに及び、中國からベトナムさらにはASEAN諸國に行く場合に最も便利で短時間の陸上ルートだ。
同専用列車は12両で、1両に約15トンの中國生薬を積み込める。今回積み込まれたのはベトナム原産の鶏血藤だ。
広西は中醫薬資源が豊富にある省で、中國のASEANに対する開放協力の最前線の窓口として、これまでにASEAN諸國と香港?澳門(マカオ)?臺灣地區を中心に40數ヶ國?地域をカバーする中國生薬分野の対外開放協力の構造を形成してきた。今では徐々にASEANの中國生薬を輸入する主要ルートとなり、広西の通関地から中國に入るASEANの中國生薬は種類も數も猛烈な勢いで増加している。20年以降は2年連続で貨物の価格が中國一になった。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年5月7日