吉林省科學技術庁の承認を経て、吉林省白城市農業科學院が中心となり、2019年に「中ロ特徴的な農業國際共同実験室」が設立された。省科學技術庁の正確な指導と力強いサポートにより、同実験室は吉林省西部及び類似する生態エリアの農業発展の需要に焦點を當て、農作物品種資源、先進農業テクノロジーの導入及びリ?イノベーションをめぐり、ロシア科學アカデミーなどの9つの農業科學研究機関と効果的な國際科學技術協力を展開した。育種技術イノベーション、優良新品種の育成、関連栽培技術の集積、農業産業化の推進などの面で新たなブレイクスルーを実現した。科技日報が伝えた。
ロシアの専門家の導入と技術的交流により、同実験室は150點以上の各種特徴的な農作物優秀資源を導入した。優秀資源の利用とリ?イノベーションを通じ、2000點以上の新世代材料を作り出し、16の農作物新品種を育成した。21年には一部の新品種が、中國國內の十數の省?自治區の33萬ヘクタール以上に拡大された。地域の農家の増産?増収の効果的なルートになり、中國の農業経済発展に大きな貢獻を成し遂げた。関連する成果は省級奨勵が4回、市級奨勵が5回で、検収に合格した成果は12件。ロシア科學アカデミー會員で北東農業研究センターのSysuev Vasily氏は、同実験室との緊密な協力による優れた成果により、國務院より21年「中華人民共和國國家友好賞」という栄えある稱號を授與された。
新型コロナウイルスの國際協力への影響を克服するため、中ロ雙方は柔軟かつ効果的な方法を採用し、科學技術交流により産業協力をけん引している。省科學技術庁の組織のもと、同実験室、西麥集団、ロシア連邦北東農業科學センター、維亜特面粉股份有限公司などの5つの科學研究機関?企業が21年5月、「中ロオーツ麥産業発展クラウド交流會」を共催し、共に関心を寄せるオーツ麥の育種、加工、貿易などについて深く交流を行った。西麥集団はロシアと実務的な協力を展開し、ロシアでグローバルオーツ麥黃金生産エリアを共同構築することにした。「中ロ科學技術イノベーションイヤーイベント」計畫を実行に移すため、省科學技術庁のサポートを受け、同実験室、ロシア科學アカデミー、ロシア科學アカデミー極東支部、ロシア科學アカデミー北東農業科學センターが21年10月、「中ロ冬ライ麥健康飲食?農業発展ビデオ會議」を開催した。冬ライ麥の協力の成果について産業の協力を模索し、中ロ農業付加価値加工分野における國際科學技術?産業協力のさらなる推進を目指している。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年2月16日