北京市教育委員會はこのほど、「北京市中學校教師開放型オンライン補習計畫(試行)」を発表した。同委員會の関係責任者によると、3段階に分けた試験的な実施を経て、北京市中學教師開放型オンライン補習の実施範囲が今回、市全域に拡大され、全ての中學生をカバーすることになる。市全域の中學校646校の學生約33萬人は、2022年1月1日から、無料でオンライン補習を受けることができる。オンライン補習の科目は、語文(國語)、數學、英語、道徳?法治、物理、化學、生物、歴史、地理の9科目。時間は、學校の行事カレンダーが規定している各學期の月曜日から金曜日の午後6時から9時まで(祝祭日と夏休み?冬休みは原則的に含まず)となっている。北京青年報が報じた。
教師は補習で、デスクトップ型、またはノート型のパソコンを使用するほか、相応の補習ツールを使う。一方の學生はスマートフォンやタブレットPCといったモバイル端末を使用して、音聲や畫像、テキストなどを活用したリアルタイムオンライン補習を受けることができる。
計畫では、北京市は今月末までに、教師と學生を対象にした、オンライン補習計畫関連のトレーニングを行い、來年1月1日から、市全域の中學生を対象に本格的に補習サービスが提供されることになっている。
過去5年に中學教師1萬4600人がオンライン補習に參加
同プロジェクトの実施は今回が初めてではなく、2016年11月に、通州區で第一段階の試験的実施が始まり、2018年3月には第2段階として、その範囲が平谷區、密雲區、懐柔區、延慶區、房山區に拡大。2019年10月には第三段階として大興區、門頭溝、経済開発區に拡大して、中學校187校の學生9萬人をカバーするようになった。第13次五カ年計畫(2016‐20年)期間中、中學生累計7萬人が補習を受けた。補習の回數は累計で約200萬人、時間は30萬時間以上に達した。
今年7月14日の時點で、中學教師開放型オンライン補習プラットフォームで申請し、審査をクリアした教師の數は1萬4600人を超え、區級以上の中核を擔う教師が60%を占めている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年12月10日